睡蓮亭銃声

そしてロウソク。ロウソクがなくてはね。

どうでもいい、無機質な風景についての雑文

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アニメ『戦国コレクション』14話より 洗濯機を覗き込む沖田総司


 

洗濯機見ると落ちつかん? 中でグルグルと回ってるの……

──リゼ・ヘルエス*1

   時々ほんとうに理由もなく落ち込んで、何もしたくなくなる時がある。少なくとも、わたしにはそういうタイミングがままある。やるべきことも、とりたててやらなくていいことも、どうにも手につかない。とはいっても、そのままぼんやりし続けていることを許されるような立場でもないし、経済的余裕もない。どうにか近いうちに、このままならなさを脇へどけてやらないといけない。……と思えば思うほど余計にダメになっていく。そういう悪循環の螺旋階段を知れず降り続けていることに、ある日ふと気づく。

 そういう時には洗濯機の回転をじっと見ていると、少しだけ、ままならなさが和らぐ。

 家にある洗濯機はドラム式の、回転部分が斜めに傾いだタイプのものだ。ドア部分が透明なガラスになっているので、家族の洗濯物を入れ、所定量の洗剤や柔軟剤をセットし、「わが家流」モードにしてスタートのスイッチを押すと、ぐるぐると回転する靴下やブラジャーやボディタオルやTシャツのありさまが薄暗く見て取れる。といっても、気晴らしに洗濯機を回すんだもの、そんなタイミングで洗濯物が都合よく溜まっていることはあまりない。それに思い悩むのは大概が真夜中だ。真夜中に洗濯物を入れてスイッチを押せば、わたしだけでなく、騒音に飛び起きる隣人もまた悩める人となってしまう。

 自分以外の悩める人はあまり増やしたくない。

 だから白い洗濯ネットをいくつか入れて、「槽洗浄」モードでこっそりと起動するのがいい。開始ボタンを押す前に、洗濯物カゴを脇にどけ、リビングから一人用の椅子と缶ビールを一本、そしてグラスを持ってくるとなおのこといい。洗濯機の置いてある脱衣所の床は防水性だから、胡乱な気持ちになってビールをこぼしたり、グラスに蹴躓いたりしても平気だ。引き戸を閉め、洗濯機のドアの前に椅子を置き、グラスを傾けつつスイッチを押す。静かな駆動音が脱衣所に響く。暗いドラムの中を洗濯ネットが舞う。もっと多機能の最新型洗濯機には、ドラム内部を照らすライトのついてる物もあるんだったか。ちょっと羨ましい。とはいえ、こういう時はこのうす暗い程度の光量がいいのかもしれない。

 洗濯機の中の回転体は、不思議と心を落ち着かせる。小説や映画の中でコイン・ランドリーの でるシーンがあると嬉しくなるのはわたしだけなのだろうか? 『ベイビー・ドライバー』の見目麗しい恋の一幕や、『パターソン』の街場の詩人と出会うくだり……。

 

ベイビー・ドライバー (字幕版)

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  • 発売日: 2017/11/10
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パターソン(字幕版)

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  • 発売日: 2018/03/07
  • メディア: Prime Video
 

 

 こういう密かな愉しみは、実は意外と多くの人が隠し持っているのかもしれない、と最近になって思い始めている。

 この文章を読んでいる方にも思い当たるふしはないだろうか? 

 

グラスホッパー (角川文庫)

グラスホッパー (角川文庫)

 

 

 伊坂幸太郎の『グラスホッパー』は様々なプロの殺し屋、悪党が出てくる、シニカルでスリリングなサスペンス・ミステリだ。その殺し屋連中の中に「蝉」というキャラクターがいる。殺しに躊躇しない彼だが、読者にとって意外なことに、しじみの砂抜きという趣味を持っている。彼は懸命に砂を吐くしじみに癒しを得る。『殺しの烙印』の宍戸錠演じる殺し屋・花田にとっての米の炊ける香りのようなものが、蝉にとってはそれなのだ。

 刑法に触れるような生活をしていないので、「殺し屋」と言われてもその生き方にピンとこないけれど、このエピソードひとつで蝉という人の在りようはものすごく立体的になる。彼はなんなら、そこいらにいるだけの人間より、懸命に呼吸し、ボウルの塩水の中で砂を吐き出すしじみの方に同情的だ。そこが可笑しく、どこか哀しい。

 わたし達は、いや、少なくともわたしは、彼のそんな歪さに思い当たる部分がある。

 

 

 『月曜から夜更かし』という番組の中で、ノルウェーの「スローテレビ」という試みが取り上げられていた回を見たのはすごく印象に残っている。ノルウェーの公共放送局が、企画の一環として「薪が延々と燃え続けている風景」を半日にわたって放送した。もちろん、火が燃えているだけだもの、解説やテロップなんてものはない。それでもその映像は視聴者にウケた。異様な視聴率の高さだったのだという。ちょっと調べてみると、なるほど、ノルウェーではこの「スローテレビ」企画がちょこちょこ試みられていることがわかる。焚き火、七時間にわたる列車旅の風景、おばあさんの編み物、ペンギンが体を乾かす様子……。TEDトークのサイトでノルウェーのTVプロデューサー、Thomas Hellumが語っている動画などがあるので、概要を掴むにはとりあえずこの人の話を聞いてみるのが手っ取り早いと思う。

トーマス・ヘルム: 世界で一番退屈なテレビ番組がやみつきになる理由 | TED Talk

 

 TEDトークの中で、ヘルムはこう言っている。

「時間を編集しないということは重要なことです」 

 あ、それだ、と思った。

 ふだん何気なく受容する映像というもののほとんどは、そこに含まれる情報を視聴者側が受け取りやすいよう、編集されている。簡潔に、余計な部分は削いで、時にはユーモラスに、あるいは悲壮な風の味付けをして、お出しされる。そうでもしないと、忙しい中で受容するにはこの世には出来事が多すぎるのだろうと思う。理解できるし、納得する。

 ただそれはそれとして、口当たりのいい情報に辟易する時だってある。

 見えるもののそこかしこに、人為が介入していること。それに対する疲労

 最近のテレビ番組の中でもかなり好きな部類に入るNHKの『ドキュメント72時間』シリーズだって、タイトルそのままに72時間分の映像が放送されるわけではない。それはフェリー上で、NYのコインランドリーで、ガソリンスタンドで、高田馬場ゲーセン・ミカドで、撮影された3日間のうちの1時間足らずのハイライトでしかない。

 このしんどさは、切り取られた70時間ぐらいへの判官贔屓から来ているのかもしれない。

 

 

 最近はよくバーチャルYouTuberの動画を見るとはなしに、作業配信的に音を絞って流していることも多い。深夜、わたし以外の誰かがゲームの攻略を頑張っている。少なくともこの夜に、わたし以外にも一人は眠ることなく、なにか作業をしている。その共時性に不思議な安心感がある。

 冒頭に引用したリゼ・ヘルエスタという人も、にじさんじ所属のバーチャルYouTuberをなさっているヘルエスタ王国の第二皇女様だ。文武両道人望ゲキアツプリンセス。最近だと、『MOTHER』シリーズの感受性豊かな実況配信が製作者の糸井重里に注目されたことなどが記憶に新しい。あの配信いいですよね。

 そんな皇女様だが、その涼やかな容姿と声音からは想像できないほどにネガティブだ。

 彼女は落ち込んだ時のルーチンに「道路のアスファルトを眺める」ことを挙げている。

www.youtube.com

 彼女の主張すべてが理解できた、とまでは言えないけれど、なんとなく分かるところはある。無機質で、人為をほとんど介さない風景は、ふしぎなリラクゼーション効果があり、どうしてか励まされることだってある。

 皇女の御言葉を拝聴していると、むかし友達に連れられて安倍吉俊先生の小規模な画展に行った時のことを連想する。個展の入り口に設置された安倍先生からのメッセージは、正確な内容までは覚えていないけれど、奇妙に印象に残り続けている。

 危険な穴から目をそらさず、ゆっくりと後ろ向きに歩いていると、正しい方向へ向かう。

 そんなメッセージがあったように思う。この点に関してはぼんやりとした記憶に拠って書いているので、もしかすると自分の都合のいいように解釈して、言葉を歪めているかもしれない。そうであればごめんなさい。

 そういえば、リゼ皇女が崇拝に近いほど尊敬している月ノ美兎委員長は、デビュー当時「洗濯機」の上にPCを置いて配信していたんだっけか。

 

 なんだかまとまりのない散漫な文章になってしまった。けれど、この文章自体がまとまる必要性のない指向性を持つものだと思うので、あともう少し放埓に書けるだけ書いてみたい。

 

 いろんなコンテンツと出会うたび、案外、人はいろんな意味のない風景に癒されていたりするんじゃないかな、と思えてくる。岸政彦や堀江敏幸のエッセイを読んだり、panpanyaの漫画を読んだりする時にかすかに感じる、頭の奥がしんとする感じ、効率的な社会生活の中で無駄とされ切り捨てられたものをそっと拾い上げて、取得物に思いを馳せてみることの穏やかさ。吉田篤弘の小説にも似た効能がある気がする。あの感覚。

 検索ワードにさえ思い至れば、YouTubeでも色々な映像を眺めることができる。特に、ライブカメラを見て回るのはとても愉しい。半日ほどの時差のある、遠い国のある街の風景。雨の日のダム。バードウォッチャー用だろう、カメラ前に置かれた皿の中のヒマワリの種を求めてランダムにやってくる野鳥。東京の交差点……。

 さして重要でなく、その光景が在ること自体に人の意図、介入をあまり感じない風景。

 そんな風景があることに時々寄っ掛かりたくなるから、わたしは洗濯機を回す。

 

 と、こんな文章を書き上げているうちに「あと1分」の表示が出る。

 もちろん、いまは実物の洗濯機は回していない。ほんとうにダメな時はこんなまとまった文章なんて書けたためしがない。仮想の洗濯機を頭の中で回し終えようとしているだけだ。

 仮想で済むなら、いまはまだ大丈夫なのだろう。

 洗浄完了のピー音が鳴る。この一瞬はいつも緊張する。そっとドアを開け、洗濯ネットを取り出して、机とグラス、それから空のビール缶を片付ける。洗濯物カゴを元の場所に戻し、脱衣所の電気を消して引き戸を閉める。自室に戻って、布団にくるまる。

 こういう日の夜は不思議と深く眠れる。「命の洗濯」って案外こういう意味なのかもしれない、なんてしょーもないことを、意識が途切れる前によく考えている気がする。

*1:【事故物件】ケルベロスと皇女による徹底した内見を見よ【戌亥とこ/リゼ・ヘルエスタ】https://www.youtube.com/watch?v=y7Owa4V4hc4 の19:07〜

深夜テンションで挙げてみる漫画百選

・なぜ急にリストアップなんて始めようと思ったか

 といえば、タイトルの通りその場のノリがほぼすべてだ。100作品も挙げてみるのはそれなりに労力を要するし、このブログはといえば解説の看板を打ち立てて一年以上ほっぽりっ放しで、長い長いサボりの後ろめたさを打破するには思いつきで書き出すほかないな、と思った。

 ただ、正確にいえば理由はそれだけじゃない。

 ちょうど今日、派遣先の会社から電話がかかってきた。コロナ禍で派遣のキミに振れるだけの仕事量も見込めなくなった。この先も業績の回復はむずかしいだろう。だから申し訳ないけれど、派遣契約はできない。すまんなあ。

 マジかー、となった。けっこう面白い職場だったんだけどなあ。

 それで、ベッドの上でゴロゴロしながら色々思い出していた。その職場はちゃんと要所要所の力仕事さえこなせばけっこうヒマな時間が多くて、大半はクセの多い先輩社員と雑談して過ごした。その仕事先で、ある先輩社員──その人も派遣社員だったけれど、先輩は先輩だ──にふと聞かれたのだ。その人は『銃・病原菌・鉄』を読んでいたりとか、本屋では哲学と歴史のコーナーを好んでぶらつくタイプの人だった。

 (わたしの本名)君が今まで読んできた漫画の中で、面白かった作品をできるだけ挙げてほしい。

 これはなかなかむずかしい質問だったけれど、ちょうど時節はコロナ禍のはじまり、旅行客も目に見えて減っていたので時間だけはあった。よし、と奮起してメモをとりつつ挙げられるだけタイトルを挙げてみた。

 今にして思えば、ヒマで仕方ないとはいえ、何やってんだ、という話だ。

 ただ、結果的に「自分が面白いと思った作品」を意識してリストアップするという作業は案外面白くて、また興味深かったことも覚えている。

 その時の走り書きが、うまいこと携帯の写真データに残っていたのだった。

 そんなわけで、そのメモを参考にしつつ、空気の良かったヘンテコな職場のことを時折思い出しながら、ごく個人的に好きな漫画を100冊挙げてみようと思う。

 ……はたして他人様の役に立つほど面白いリストなのかこれ。

私を構成する漫画100作

※箇条書きにしているだけで、見出し内の番号順に優劣はないです

※一部除いて基本的に完結作品のリスト

※商品情報の貼り付けは作業量的に気が狂って死にそうなのでやめました

とりあえずの完璧な10冊

  1. それでも町は廻っている』(石黒正数
  2. ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦
  3. FLIP-FLAP』(とよ田みのる
  4. 『セクシーボイス&ロボ』(黒田硫黄
  5. 『総合タワーリシチ』(あらた伊里)
  6. 寄生獣』(岩明均
  7. 『黄色い本 ジャック・チボーという名の友人』(高野文子
  8. もやしもん』(石川雅之
  9. ディスコミュニケーション』(植芝理一
  10. 『鏡の国の戦争』(いしいひさいち

 1、自分を構成する作品、と言われたら真っ先に思い浮かぶタイトル。ミステリ、人情モノ、ホラー、コメディ、恋愛、青春、ブラック・ユーモアワナビーもの、成長譚、バトル、ヒューマンドラマ、AKIRA、ノスタルジー、ハードボイルド、かわいい、何もかもが詰まっている作品。創作に詰まると最終巻の書き下ろし部分を読む人は少なくないはず。居ますよね? 2、ど定番。中学生の頃、学校最寄りの駅に併設されたブックファーストで文庫を一冊ずつ買って読みながら帰っていたあの頃は幸福だった。塾での間食代をケチってジョジョ代を工面してたので、その頃ずっと空腹だった記憶がある。ジョジョなら仕方がない。7部までの中なら6部が一番好きで、というのは荒木先生の運命論に満ち満ちているからです。3、思い出の一冊。ただひたすらにピンボールのハイスコアを狙う求道者たちの物語。読むと少しだけ背筋がしゃんとする。4、黒田硫黄作品なら『茄子』や数々の傑作短編集と迷うところだけれど、これを。小気味のいい、バラエティに富んだバディ・サスペンスの快作。未完なのだけれど、不思議と未完が完成みたいな風格がある。5、総合タワーリシチはまだガンには効かないが、そのうち効くようになる。百合漫画というジャンルにはこれの完成度をはるかに超える名作がいくつもあるのは分かっているけれど、それでいてなお、百合漫画というジャンルでこの作品以上にツボにハマる作品には今後出会えないのではないか、とすら思ってる。6、これまたど定番。岩明先生は感情が表面張力を破ってあふれ出すシーンを描くのがあまりにも巧い。再読のたびに「涙が……」のシーンでシンクロする。7、「長い長い本をむさぼるように読む喜び」を描いた唯一無二の漫画じゃなかろうか。高野文子先生は天才なので全作品読んだほうがいいんですが、とりわけこれが好きなのは読むと読書欲が湧くからだろう。8、積極的に漫画を読むようになったのは、母校の学園祭で催されていた古本バザーでこれの3巻(アザラシに扮した川浜が表紙のやつ)と、次いで1、2巻を見つけたのが大きい。大きすぎる。語りきれなかったところや説教くさいところ含め、今でも大好きな漫画。加納さん派。9、これは高校生の時に気になって読んでしばらく人生観がかぶれた。今でもちょっとかぶれているかもしれない。冥界編終盤の自分が立っているいまここがゆっくり信じられなくなっていくあの感覚よ。「お前自身の思うように生きろ」はい。10、四コマ漫画の天才いしいひさいち先生のマスターピースはいくつもある。アホでビンボでやがて哀しき学生を笑いのめした『Oh! バイトくん』、いしいひさいち版『文体練習』とでもいうべき『B型平次捕物帳』、ミステリや哲学の本質を戯画化した『コミカル・ミステリー・ツアー』や『現代思想の遭難者たち』。これは徹底的に不条理でおかしい戦争物。はやくドーナツブックス大人買いてえ。

気分によっては上記10冊と入れ替わりうる10冊

  1. 鋼の錬金術師』(荒川弘
  2. 惑星のさみだれ』(水上悟志
  3. リバーズ・エッジ』(岡崎京子
  4. 『銀のロマンティック…わはは』(川原泉
  5. 機動警察パトレイバー』(ゆうきまさみ
  6. 『秋津』(室井大資
  7. 子供はわかってあげない』(田島列島
  8. やがて君になる』(仲谷鳰
  9. プラネテス』(幸村誠
  10. 『黒博物館 ゴースト&レディ』(藤田和日郎

 1、いまさらどう面白いか言う必要のない名作ダークファンタジー。大掃除の敵その1。なぜか一番泣きそうになるのはノックス先生が泣くところ。牛先生の作品は登場人物全員が全身全霊で必死に生きてていいですね。2、水上作品はどれもどこかしらセカイ系っぽいけれども毎回最後には世界は世界! おれはおれだ!! と爽やかに覚醒する感じがたまらなく好きだ。3、魂にこびりつくような、禍々しい一作。その痛々しさを初読時から今まで忘れられない。4、カーラ教授作品の中からこれ! となると多分この一作。ここまで悲壮感をほのぼので中和できるんだ、とびっくりする。5、ゆうきまさみ先生は社会人を描くのが抜群にうまい。特車二課の面々はカッコいいロボット乗りである以前に公務員であるというこのバランス感覚。6、この10作の中では一番浮いている。でも好きなんですよ。うだつの上がらないダメ人間な漫画家の父親と、それをフォローするために真人間にならざるを得なかった息子の不協和音ギリギリアウトな日常コメディー。父・秋津薫先生のダメさ加減が笑えて、なんか刺さるんですよ。おれじゃんって。7、さわやか青春ミステリ。言語センスと構成は天才のそれ。8、百合漫画のあたらしい金字塔。好きとはなにか、普遍的な問いを探求し続けた名作。9、巨大な宇宙を目指す人々の心の有り様を描く漫画。タナベの空白の遺書のエピソードで自動的に泣いてしまう。10、いや、言いたいことはわかる。なんで『うしおととら』や『からくりサーカス』じゃないんだと。その2作が超のつく名作なのはわかる。でも好きなんだから仕方がないだろ! という一作。ダイナミックな構図芸と伝奇趣味が端的に極まっている名品。あっ『からくりサーカス』派です、どちらかと言えば。

つまりそのー、いわゆるところの名作編10冊

  1. 火の鳥 鳳凰編』(手塚治虫
  2. 百日紅』(杉浦日向子
  3. ポーの一族』(萩尾望都
  4. デビルマン』(永井豪
  5. 『PEANUTS』(チャールズ・M・シュルツ
  6. 『光る風』(山上たつひこ
  7. 風の谷のナウシカ』(宮崎駿
  8. 不条理日記』(吾妻ひでお
  9. 『不安の立像』(諸星大二郎
  10. 童夢』(大友克洋

1、つまりわたしは神林でなく長谷川さんの肩を持つというわけです。いやだって我王の生涯の物語の熱量凄すぎないか? 2、尊敬する先輩がえらい杉浦日向子を敬愛していて、ある時期まであまりピンときていなかったのだけれど、旅行先で寄った福岡の漫画ミュージアムの図書コーナーで何の気なしに読んで圧倒されてしまった。絵描きの業や妖しさをこんなシンプルな線で表現できるものかと。気づいたら閉館時間だった。3、家族に連れられて宝塚に行く下調べ的に読んだらガツンと殴られた例。ちなみに当の劇は物語の再構成が下手くそで見られたものじゃなかった。池田先生……。4、何から何まで密度の濃い傑作。これのトリビュートアンソロジーも印象強い。5、イギリスのいしいひさいち(逆か?)。この皮肉っぽさを毎日読めるのならそりゃあジョークを飛ばせるようにもなるよな、と読みながら妙な納得をした記憶がある。谷川俊太郎の訳業が当意即妙すぎて凄い。6、中学生時分で読んで少なからぬ衝撃をうけたアナーキーな怪作。これも忘れがたい傷を残すタイプ。7、映画を観た後に読んでさらなる複雑さに驚く、よくあるルートを辿ったクチ。生命力に満ち溢れた混沌さと猥雑さが好き。8、いつかは元ネタ全部にたどり着けるもんだろうか(『へろ』とかは無理だろ)。9、諸星作品って『栞と紙魚子』的なシュールギャグか妖怪ハンター民俗学伝奇ホラーミステリに大別されるけど、その中でこれの不条理な怖さは際立っている。いやどれも好きだけど。テケ・リ・リ! 10、なんなら『AKIRA』よりコンパクトにまとまった団地SF。息苦しさがすごい。))

ちょっと変わり種かもの10冊

  1. 極東学園天国』(日本橋ヨヲコ
  2. 蛮勇引力』(山口貴由
  3. 『I KILL GIANTS』(ケン・ニイムラ、ジョー・ケリー、柳享英)
  4. 1ポンドの福音』(高橋留美子
  5. ひらひらひゅ〜ん』(西炯子
  6. 佐武と市捕物控 江戸暮しの巻』(石ノ森章太郎
  7. ハルシオンランチ』(沙村広明
  8. レベルE』(冨樫義博
  9. ヴァンパイア十字界』(城平京木村有里
  10. 鉄コン筋クリート』(松本大洋

 1、なんで大傑作『G戦場ヘヴンズドア』じゃないかといえば3巻ラストのソメイヨシノを登った先の展開があまりにも好きだから。要は判官贔屓。未完成だし脇が甘いけどそれ含めて愛おしい一作。2、言霊力。それに尽きる。やっていることはテロ→ぶん投げのはずなのに異様に元気の出る漫画。3、ものすごい力技なのに反面ものすごい繊細な印象のある不思議なアメコミ。色んな呪いを解く優しい漫画でもある。4、るーみっく作品では目立たない方かもしれないけれど、一番好き。シチュエーション・コメディをよくここまで物語に仕立てられるなぁと感嘆するばかり。5、STAYシリーズとか『放課後の国』、『恋と軍艦』とかでなくこれ。いい感じに脱力した、風通しの良さがなんか好きな青春弓道もの。6、最近読んで一番驚いた短編集かもしれない。短編毎のホンの巧みさ、冒険した構図やコマ割り、時代物の渋味とどれも卓越していて、こんな掘り出し物がまだあるんだ、という復刻アンソロジーならではの楽しみを十二分に味わった一作。7、沙村広明には三人の沙村広明がいて、エログロB級伝奇活劇が得意な沙村広明(『無限の住人』『ベアゲルダー』)、陰惨だが骨太なヒューマンドラマを担当する沙村広明(『春風のスネグラチカ』『ブラッドハーレーの馬車』)、所狭しとマニアックなパロディ・ギャグを入れ込まないと気が済まない沙村広明(『ハルシオンランチ』、『おひっこし』)。あなたの沙村広明はどこから? え? 『波よ聞いてくれ』は? うーん後者二人の共作かなあ。8、ひとり異色作家短編集アンソロジー。飽きなければまだ続いていたかと思うと末恐ろしかった。9、城平京原作でもっとも目立たないけどおそらく一番完成度の高い一作。10、実は個人的に一番「これ!」という作品を絞りづらかった作家、松本大洋。でも「悪童二人が、崩壊の予感漂う街中を飛んで跳ねて荒しまわる」というノワーリッシュなコンセプトには『ピンポン』の完成度も『ZERO』の静寂も『青い春』のやるせなさも勝てなかった。(※個人の感想です)

連載中……だけど挙げておきたい10冊

  1. ワールドトリガー』(葦原大介
  2. Landreaall』(おがきちか
  3. 『アンダー ザ ローズ』(船戸明里
  4. 『違国日記』(ヤマシタトモコ
  5. ゆゆ式』(三上小又
  6. 『スキップとローファー』(高松美咲)
  7. メイドインアビス』(つくしあきひと
  8. 3月のライオン』(羽海野チカ
  9. 『ダブル』(野田彩子)
  10. パンプキンシザーズ』(岩永亮太郎

 1、わたしを知っている人であれば、ここまでのリストを見て「なんでこれが入ってないんだ……?」と言いそうな一作。最適解というものをここまで分かりやすく簡潔に行えるバトル漫画って見たことない。2、面白さを語るのがものすごく難しい一作。実はかなりシビアな階級制のある世界観の中で、あくまでフラットな立ち位置に居続ける主人公がだんだんと風通しを良くしていく感覚がすごく好き。3、こっちは階級制や家柄にガチガチに雁字搦めにされるゴチックロマンス。こういう破局の予感のある作品は苦手なものが多いんですが、それを抑えてなお余りある圧倒的な物語密度。4、会話のやりとりを研究し続けているヤマシタトモコがたどり着いた一つの境地。厳しくも優しい、回復と解呪、それから復帰の物語。1巻初読時は圧倒されすぎて神宮丸太町駅の改札前で崩れ落ちた。5、ずっと続けばいいという気持ちと終わりがあるからこそ美しいんだという気持ちが拮抗する一作。実はけっこう四コマ漫画としてもラジカルなことをしてるんじゃないかと睨んではいるけれどそれを考えるにはこの脳髄は狭すぎる。6、いまの『月刊アフタヌーン』であれば『青野くん』に『ブルーピリオド』、『はしっこアンサンブル』と凄まじい傑作もっと色々あるだろというお説ごもっともではありますが、ここは「うるせえ、俺が好きなのはこの一作なんだよ」という強い気持ちを。逆『天然コケッコー』なシチュエーションでここまで日当たりのいい物語になるなんて。7、かわいいハンター×ハンター暗黒大陸編。同時代に『ダンジョン飯』と並んでモンスターの生態を巧緻に物語の形で読み解く作品があるのは幸せですよね。8、たぶんヤングアニマル誌上もっともヤングアニマルしている主人公。ただしく優しくてタフな物語。9、『アクタージュ』『かげきしょうじょ!!』『淡島百景』と舞台に関わる人たちの漫画が熱い昨今ですが、個人的には僅差でこれでしょうか。非人間的な天才と人間的な凡才の演技物語。面白くないわけがない。10、過激だけど基調は少年漫画の熱さと、複雑怪奇な政治劇の面白みの折り重なる一作。終わんのかなあ……。

お手軽サイズの名作10冊

  1. 『方舟はいっぱい』(藤子・F・不二雄
  2. 『月曜日の友達』(阿部共実
  3. ムーたち』(榎本俊二
  4. 『魔女』(五十嵐大介
  5. 『夕方までに帰るよ』(宮崎夏次系)
  6. 『アンダーカレント』(豊田徹也
  7. 『蟹に誘われて』(panpanya
  8. 『おもいでエマノン』(鶴田謙二梶尾真治
  9. 『銀河の死なない子供たちへ』(施川ユウキ
  10. 『リンガフランガ』(滝沢麻耶

 1、なんでF先生からこれかと言われれば「あのバカは荒野を目指す」が好きだからです。基本的にF先生の傑作短篇はどれも遜色ないクオリティなので趣味で選ぶしかない。2、正直なところ『ちーちゃんはちょっと足りない』で阿部共実が致命的に苦手だと思っていたのだけれど(わたしは『自転車泥棒』のような善意が不条理にベキベキに折れていく辛い話が苦手だ)、そのマイナスイメージをかっ飛ばしてくれるような、真正面から青春を描いた快作だった。3、脳みその柔らかいところをほじくられるようにハックされる怪作。4、五十嵐大介先生は長く描きすぎると壮大すぎて人類をほとんど置いていってしまうので、このぐらい(中編)の長さが一番いいのではないのでしょうか。5、ちょっとメフィスト賞読者の柔らかいところを突いてきているような一作。宮崎夏次系だと『ホーリータウン』とこれで迷う。6、人に底流する情念を涼やかに描く才人の一作。次作が待ち遠しい。7、散歩の情景からすこし不思議な世界へ読者を自然に誘導するのがうまい俊英の一作。高打率感があるのでこのチョイス。8、ノスタルジーという言葉を一冊の漫画本にした作品。9、まさかこの作者に本気で泣かされるとは思わなかった。巨視的に生命を描くSF作品。10、荒削りだけれど、ベターハーフを描く漫画としては最善の一作。

読めば好く! この10冊は男の子!!

  1. HELLSING』(平野耕太
  2. TRIGUN』(内藤泰弘
  3. グラップラー刃牙』(板垣恵介
  4. 『喧嘩稼業』(木多康昭
  5. エアマスター』(柴田ヨクサル
  6. 『柔道部物語』(小林まこと
  7. 嘘喰い』(迫稔雄
  8. 狂四郎2030』(徳弘正也
  9. 結界師』(田辺イエロウ
  10. ガラスの仮面』(美内すずえ

 この辺りの説明は「男の子だから仕方がない」みたいな諦念がちょっとある。1、バレンタイン兄弟鏖殺の時点で堕ちざるを得なかった。2、わけのわからない戦闘の応酬に仕組みのわからない武器。男のロマンを結晶化した漫画。3、黄金時代。4、連載速度の遅さ以外は完璧に面白いダーティーな知能戦格闘漫画。5、訳のわからない圧倒的な熱量で吹っ飛ばされるこの感覚は唯一無二。熱い三流四流がどんどん出てくる。6、大掃除妨害漫画その2。コンバヤシ先生なら『青春少年マガジン』とも迷うんだけれど、ここは正統派傑作を。7、暴と知の太陰太極図。8、『ターちゃん』でも見え隠れしていたエログロ趣味を極限まで増幅させた、あまりにも他人に勧めづらい超傑作。読むとげっそりする傑作でもある。9、少年漫画の風通しの良さと青年漫画の政治謀略劇のものすごいバランス。『バードメン』よりこっち派かな? 10、いや、少年漫画の文脈ですよこれ。大掃除妨害漫画その3。

別に区分けがめんどくさくなったとかではない30冊

  1. 『ACCA 13区監察課』(オノ・ナツメ
  2. ふたつのスピカ』(柳沼行
  3. 西洋骨董洋菓子店』(よしながふみ
  4. 『雪の下のクオリア』(紀伊カンナ)
  5. 『コオリオニ』(梶本レイカ
  6. ウォッチメン』(アラン・ムーア
  7. 『SIN CITY』(フランク・ミラー
  8. 動物のお医者さん』(佐々木倫子
  9. ゴーストハント』(小野不由美いなだ詩穂
  10. 町でうわさの天狗の子』(岩本ナオ
  11. ARIA』(天野こずえ
  12. 蟲師』(漆原友紀
  13. GA 芸術科アートデザインクラス』(きゆづきさとこ
  14. 青い花』(志村貴子
  15. 『ジャバウォッキー』(久正人
  16. 『あの娘にキスと白百合を』(缶乃)
  17. この世界の片隅に』(こうの史代
  18. 百万畳ラビリンス』(たかみち)
  19. 『レストー夫人』(三島芳治)
  20. ノーマーク爆牌党』(片山まさゆき
  21. 神々の山嶺』(夢枕獏谷口ジロー
  22. 『星明かりグラフィクス』(山本和音)
  23. 『ドカコック』(渡辺保裕
  24. 『徒然日和』(土室圭)
  25. 『アフターアワーズ』(西尾雄太
  26. ペナントレース やまだたいちの奇跡』(こせきこうじ
  27. ヴォイニッチホテル』(道満晴明
  28. 『不死身探偵オルロック』(G・ヒコロウ)
  29. ロケットマン』(加藤元浩
  30. 『虫と歌』(市川春子

 このあたりはけっこう流動的というか、それこそ考えるタイミングによってだいぶ変わる部分だと思う。『ヘヴン』(遠藤淑子)とか『いつもポケットにショパン』(くらもちふさこ)、『ものがたり ゆんぼくん』(西原理恵子)とか。

 

 思ったよりリストアップで疲れたので、このあたりで。

 

追記:

 流石にラスト30作で力尽きて理由や魅力的な箇所を説明せずに済ますというのもどうかと思ったので、書き上げてみる。

 1は「ウェルメイド」という言葉がこれほど似合う漫画もそうそう無い、お洒落でたくらみに満ちたポリティカル・サスペンス。スピンオフの出来も理想的。上でも触れた『プラネテス』は理と情のどちらかといえば情で宇宙と宇宙に向かう人々を描く傑作だけれど、より情の度合いを強めて描かれると2のようなリリカルな名作になる。

 一時期BL漫画を(自分なりに積極的に)読みふけったことがあって、3〜5はそこでぶつかって目からウロコがぼたぼた落ちた傑作群。シンプルな筆致でありながらあまりにも深い人間観と、厳しくも暖かな道徳観に畏敬の念を覚える3、BLジャンルの『やが君』とでも言うべき、ひとがひとを好きになる(好こうとする)普遍性を看破した4、露悪二歩手遅れの極北まで走りきったダークなクライム・ノワールの5。このジャンルはまだまだ目前に新雪の野が広がっているような気もする。

 アメコミから6、7。ここもまだ知らないことだらけな分野ですが……。ヒーローの物語に哲学の爆弾を投下して焼畑農業を行った6(もちろん被弾した)、モノクロ漫画の構図探求の旅がひとつの最果てにたどり着いた暗黒犯罪童話集の7。

 コミカルな言葉選びの名人芸がキラキラ光る8。9はさすがの構成美、最終盤で張り巡らされた伏線が綺麗に回収される快感が最高なYAホラー。怖いところは本当に怖いのも高得点。この作者の描くものはすべて面白いと信じて疑わない10。人物描写の端的な正確さと終盤のあっと驚くダイナミックな展開。11、漫画の形をした回復魔法。雰囲気作りだけじゃ無い、圧倒的な短編巧者のいぶし銀ぶりが光る12。いまだに完結したという事実に目を向けることができない13。14は疑いようのない百合ジャンルのマスターピース。15、山田風太郎しかり歴史の間隙を縫う大ボラっていつだって最高に面白いよね。

 16、24、25、この辺りは若干迷う部分もあるんだけれど、いずれも揺るがぬ普遍性を持った百合漫画の傑作。16は満漢全席的な圧倒的手数の多さが凄い。24は侘び寂びの美、25は去りゆくものと新しく立ち上がるもの対比の美。

 実はこの記事を上げてからこの枠に『銀と金』(福本伸行)や『バード 砂漠の勝負師』(青山広美)でもいいんじゃないかと気づいた20の枠だけれど、完成度的な完璧さとしてはこれ。なんなら麻雀のルールを『ギャグマンガ日和』クラスで知らずとも伝わる異様な熱量がこもっている。21、谷口ジローであれば『「坊っちゃん」の時代』『父の暦』と光輝くあまたの傑作群がある中でこのチョイスは直感。山登りへの畏怖と憧憬が読んでて溢れ静かに狂乱する。22、これも天才/凡才のベターハーフを鮮烈に描ききった峻烈な一作。むやみに元気になるから23。きっとこれより完成度の高い料理漫画はいくつもあるだろうけれど、唯一無二性があまりにも強い。スポーツの上達や負担をあくまで理知的に描く『ハイキュー!!』や『ベイビーステップ』の存在する現代であえて『キャプテン』から地続きの血みどろの努力と奇跡を描く野球漫画の26を挙げたのは、主人公の愚直な、もはや聖愚者的な野球への愛に心を打たれてしまうからだと思う。このストレート球の速さは伊達じゃない。おしゃれでおどろおどろしくて変態的で奇妙にやさしくうつくしい27。こびりつくような冗句の数々とあまたの伝説の28。やがて『Q.E.D.』と『C.M.B.』の良いところの萌芽の予感をたたえた29は、好きなものとロマンの寄木細工のおもちゃ箱。もちろんこの作者だもの、構成も完璧。30、あの双子彗星みたいな完全な短編集2冊からひとつ選ぶのは無理。なので直感でこちらに。

 

 まあ、そんな感じです。

看板

 「看板」という言葉でまず思い出すのは、いしいひさいち先生の傑作四コマ漫画『バイトくん』のネタの一つです。公園で無作法をやらかすバイト君に、管理人が「公園で○○するな!」というあてつけの看板を立てるところから始まる起承のコマ。そこは我らがバイト君、ムキになって「これなら公園のルールに違反しないだろう!」というような奇行で対抗し、負けじと管理人も新しいレギュレーションを書きつけた看板を立てまくって公園の景観が何がなんやらという状況に……

 いや、ギャグを言葉で説明するのってダメですね。拷問みたいだ。『聖☆お兄さん』でもそんな話があった。というか最初の記事の冒頭から何の話をしているんでしょうか。

 

 このブログは主に本と漫画とアニメと映画の話をするところ……のつもりです。今のところは。あと備忘録、日記として。ここはお前の日記帳。ネタがなければpanpanya先生の新作みたいな感じで架空の町を歩く日記でも書いたらいいのでしょうか*1

 まあ、あまり方針はかっちりと固めてはいないのですが、ともかくもよろしくお願いします。

 

 

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*1:panpanya『グヤバノ・ホリデー』(白泉社、2019年)収録の「インチキ日記術」より